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フランチャイズは儲かる?儲かる・儲からないを分ける条件と業種ごとの違い

執筆:買取マクサス FC本部(買取マクサス フランチャイズ本部)

情報の確認日:2026年10月29日

フランチャイズは、加盟すれば儲かる仕組みではありません。本部のブランドや集客の仕組み、ノウハウを使えるぶん、立ち上がりを早めやすい面はあります。一方で、売上から本部への支払いや家賃、人件費などを引いて利益が残るかどうかは、業種の収益構造、立地と需要、本部への支払いの中身、開業後の資金の持ち方で大きく変わります。

儲かるかどうかは、ネットで見かける「業種の平均年収」ではなく、類似店の実績と自分の条件をもとに、損益分岐点と投資の回収期間を計算して判断します。

この記事では、「儲かる」とは何を指すのかを整理したうえで、儲かると言われる理由と儲からないと言われる理由、採算の見方、業種による違い、加盟前に確かめることを順に説明します。

フランチャイズは儲かるのか:まず「儲かる」の意味をそろえる

加盟すれば儲かるわけではなく、費用を引いたあとに利益が残るか、事業で手元に残るお金で初期費用を回収できるかで判断します。

加盟すれば儲かる仕組みではない

フランチャイズは、本部の商標やノウハウを使って事業を始める仕組みです。事業を営むのは加盟者自身で、赤字になったときの負担も加盟者にかかります。

公正取引委員会の「フランチャイズ・システムに関する独占禁止法上の考え方」も、本部が加盟希望者に予想売上や予想収益を示すときは、類似した環境の既存店舗の実績などの根拠と、合理的な算定方法に基づく必要があるとしています。本部が示す数字も、根拠と前提を確かめて読むものだということです。

「儲かる」は売上ではなく、費用を引いた利益と投資の回収で判断する

売上が大きくても、仕入れや本部への支払い、家賃、人件費を引いたあとに残らなければ、儲かっているとは言えません。さらに、開業時に払う初期費用(加盟金、内装、設備、車両など)を、事業で残るお金で取り戻せるかどうかも見る必要があります。

この記事では、「儲かる」を次の2点で考えます。

  • 毎月の費用を引いたあとに利益が残るか(損益分岐点を超えるか)
  • 事業で手元に残るお金で、初期費用を何か月で回収できるか

売上・粗利・営業利益・手取りの違いは、「フランチャイズオーナーの年収はどう決まる?」で詳しく説明しています。

「儲かる」と「オーナーの年収」は別の問い

店舗の利益と、オーナー個人の手元に残るお金は同じではありません。家族で運営している、店長を雇っている、法人で経営している、といった条件で、オーナーの収入は変わります。

この記事は「事業として採算が合うか」を扱います。「オーナー個人がいくら得るか」は、上記の年収の記事をご覧ください。

フランチャイズが儲かると言われる理由

ブランドと集客の仕組みを借りられる

知名度のある屋号や、本部が用意する広告・問い合わせの仕組みを使えるため、一から認知を広げるより早く依頼や来店を得やすい面があります。ただし、本部の集客支援がどこまで含まれ、地域ごとにどの程度の依頼が見込めるかは、本部によって違います。

ノウハウと研修で立ち上がりを早められる

業務の手順や価格の決め方、研修が用意されているため、未経験の分野でも始めやすくなります。自分で試行錯誤する期間を短くできることが、早く採算に乗せることにつながる場合があります。

仕入れやシステムをまとめて使える

本部がまとめて用意する仕入れ先、業務システム、売り先などを使える場合があります。個人で同じものを整えるより、手間や費用を抑えられることがあります。

ここで挙げたのは、あくまで「有利になりうる点」です。どれも、加盟すれば利益が出ることを約束するものではありません。

フランチャイズが儲からないと言われる理由

売上が少ない月にも出ていく本部への支払いと固定費

定額のロイヤリティやシステム利用料、家賃、人件費は、売上が少ない月にもかかります。開業直後で売上が安定しない時期は、こうした費用が利益を圧迫します。ロイヤリティの払い方(定額か、売上の一定割合か)によって負担の出方が変わる点は、次の章で説明します。

立地・需要・集客の見込み違い

本部のモデルどおりの売上が、自分の地域でも見込めるとは限りません。需要が少ない地域や、競合が多い地域では、依頼や来店が想定を下回ることがあります。

契約の縛りで、やめたくてもすぐにはやめられない

フランチャイズ契約には契約期間があり、途中で解約すると違約金が生じる場合があります。公正取引委員会の「考え方」は、本部は中途解約の条件を契約で明確にし、加盟者募集時に十分説明することが望ましいとしています。採算が合わなかったときにどう撤退するかも、加盟前に確かめておく必要があります。

本部や他店の評判が自分の店に影響する

同じ屋号で営業しているため、本部の方針や他店のトラブルが、自分の店の評判に影響することがあります。

失敗しやすいパターンは「買取フランチャイズで失敗する原因は?」でも整理しています。

儲かるかを分ける条件:採算の5つの見方

限界利益率と固定費:損益分岐点を知る

損益分岐点とは、売上と費用が同じになり、利益がゼロになる売上高のことです。これを超えれば黒字、下回れば赤字になります。

計算には、費用を2つに分けます。

  • 変動費:売上に比例して増える費用(仕入れ、売上の一定割合を払うロイヤリティ、決済手数料、販売先の手数料など)
  • 固定費:売上に関係なく毎月かかる費用(家賃、人件費、定額のロイヤリティやシステム利用料、広告費など)

売上から変動費を引いた額を「限界利益」、売上に対する限界利益の割合を「限界利益率」といいます。損益分岐点売上高は、次の式で求めます。

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率

(限界利益率 = 1 − 変動費率。中小企業基盤整備機構のJ-Net21「損益分岐点の計算方法と経営改善に向けた活用方法を教えてください。」も、損益分岐点売上高を「固定費÷(1−変動費率)」の形で説明しています。)

計算例(説明のための仮の数字です。実際の店舗の実績や目安ではありません)

項目

前提

仕入れ(売上原価)

売上の40%

ロイヤリティ(売上歩合)

売上の5%

決済・販売先の手数料

売上の5%

変動費率の合計

50%(限界利益率50%)

固定費(家賃・人件費・広告費など)

月100万円

  • 損益分岐点売上高=100万円÷50%=月200万円
  • 検算:売上200万円のとき、変動費100万円、限界利益100万円、固定費100万円を引いて利益0円

粗利率で計算すると、損益分岐点を低く見積もる

粗利(売上−仕入れ)の割合で計算すると、上の例では粗利率60%となり、100万円÷60%=約167万円です。しかし、売上が167万円のときには、ロイヤリティと手数料(売上の10%)もかかるため、実際には約17万円の赤字になります。

粗利率を限界利益率の代わりに使えるのは、売上に比例して増える費用が仕入れ(売上原価)だけの場合に限られます。フランチャイズでは、売上の一定割合を払うロイヤリティや手数料があることが多いため、限界利益率で計算します。なお「売上原価」に何を含めるかは業種や会計の区分で異なることがあるため、売上に比例して増えるかどうかで費用を分けて考えると間違えにくくなります。電気代のように両方の性質を持つ費用は、どちらに入れたかを決めて計算しておきます。

初期費用と投資回収期間

開業時に払った初期費用を、事業で手元に残るお金で何か月かけて取り戻せるかを見ます。

投資回収期間(月) = 回収したいお金 ÷ 毎月手元に残るお金

このとき、「何を回収するのか」によって、割る数と割られる数の数え方が変わります。

見たいこと

回収したいお金

毎月手元に残るお金

事業として初期費用を取り戻せるか

初期費用の全額(自己資金か借入かは問わない)

事業から毎月生まれる現金。借入金の返済や利息は引かない

自分が出した自己資金を取り戻せるか

初期費用のうち、自己資金で払った分

事業から毎月生まれる現金から、借入金の返済(元本と利息)を引いた額

借入を運転資金にも充てた場合の数え方は、税理士などの専門家に確認してください。借入でまかなった分は、元本を返済していくことで返します。そのため、回収したいお金を初期費用の全額にしたまま、毎月手元に残るお金から元本の返済も引くと、借入の分を二重に数えることになります。

事業全体の見方で借入の返済や利息を引かないのは、回収期間を計算するときの扱いです。借入金の元本の返済は費用には含めませんが、資金繰りでは毎月出ていく現金として考え、運転資金の見積もりに入れておきます。

「事業から毎月生まれる現金」は、会計上の利益そのものではありません。たとえば次のように考えます。

  • 毎月の利益(営業利益)から始める
  • 減価償却費のように、費用として計上しても現金が出ていかないものは足し戻す
  • 税金を引く
  • 買い取った品の在庫や、売り先からの入金待ちのお金が増えた月は、その分手元の現金が減る(減った月は増える)
  • 個人で開業し、自分への給与を費用に入れていない場合は、自分の生活費も引く

どれを足し引きするかは、事業の形や会計の方法で変わります。ここで示すのは考え方の目安です。

たとえば、初期費用500万円をすべて自己資金で払い、借入がない場合に、毎月手元に残るお金が25万円なら、500万円÷25万円=20か月です(仮の数字です)。借入がないので、この例では上の表の2つの見方は同じ結果になります。

ただし、開業直後は損益分岐点を下回り、手元に残るお金が少ない(またはマイナスの)月もあります。毎月同じ額が残る前提で割り算すると、回収期間を短く見積もるおそれがあります。月ごとの見込みを積み上げて、累計で取り戻せる時期を見ておくと、立ち上がりの期間の持ち出しも累計の中に含めて判断できます。生活費に使えるお金の見積もり方は、年収の記事で説明しています。

開業後の運転資金:事業を回すために必要なお金

開業してすぐに損益分岐点を超えるとは限りません。売上が少ない時期にも固定費や借入の返済などでお金は出ていくため、資金不足に備えて運転資金を用意する必要があります。仕入れの代金を先に払う業種(買取など)では、品物が売れて現金に戻るまでの間に必要なお金も、運転資金に含めて考えます。

本部への支払いの方式と売上規模

ロイヤリティの払い方によって、損益分岐点の式への入り方が変わります。

  • 定額:固定費に入る。売上が伸びても支払いは同じ
  • 売上歩合(売上の一定割合):変動費に入る。売上が少ない月の負担は軽いが、売上が伸びると支払いも増える

上の計算例で、売上歩合5%の代わりに定額で月10万円を払う場合を考えます(仮の数字です)。

月の売上

売上歩合5%の支払い

定額の支払い

150万円

7.5万円

10万円

200万円

10万円

10万円

300万円

15万円

10万円

この例では、売上が月200万円を下回る月は売上歩合のほうが、上回る月は定額のほうが支払いは少なくなります。どちらが有利かは、自分の見込む売上の水準と、売上の振れ幅によって変わります。

このほか、粗利に一定の率をかける方式(粗利分配)もあり、これも売上や原価に応じて増減する費用として扱います。売上歩合でも下限の額が決められている場合は、売上が少ない月は下限の額が固定費のように働きます。ロイヤリティとは別にシステム利用料などがある本部もあるため、毎月の支払いを合計して比べます。加盟時の費用については「フランチャイズの加盟金とは?」をご覧ください。

オーナー自身の稼働をどう数えるか

オーナーが現場で働いている場合、その労働の対価が「利益」に含まれていることがあります。人を雇って同じ仕事をしてもらうと、その分の人件費が固定費に加わり、損益分岐点は上がります。自分が働けなくなった場合にも採算が合うかを、一度計算しておくと判断しやすくなります。

儲かりやすいと言われる業種と、業種ごとの収益構造

業種ランキングや「平均年収」をそのまま当てはめない理由

ネットでは「儲かる業種ランキング」や「業種別の平均年収」をよく見かけます。こうした数字を見るときは、次の点を確かめてください。

  • 何の数字か(売上か、店舗の利益か、オーナー個人の収入か)
  • 平均か中央値か(一部の高い店に平均が引き上げられていないか)
  • いつ、どの店舗の、誰が集計した数字か
  • 出典が示されているか

出典や定義が分からない数字は、自分の計画に当てはめられません。業種を比べるときは、金額よりも「どこでお金がかかり、どう利益が出るか」という収益の構造で比べるほうが、自分の条件に置き換えやすくなります。

業種別の収益構造の比較

公的機関の資料で特徴を確認できた3つの業種を、同じ観点で並べます。いずれも個人で開業する場合を含めた一般的な説明で、フランチャイズに加盟した場合の条件は本部によって異なります。

業種

店舗・場所

主な初期費用

人手・運営

利益の出方と注意点

ハウスクリーニング

依頼者宅を訪問。自宅で開業する例もある

清掃設備、技術研修、業務用車両、人材募集

1〜2名で訪問するのが一般的

開業資金や損益のモデルの数値は、出店状況などにより異なるとされる

コインランドリー

店舗が必要(自己所有物件なら物件取得費は不要)

物件取得、内外装、洗濯機・乾燥機などの機器

無人で運営できる

人件費がかかりにくい一方、機器などの初期費用が高く、収益が安定するまで時間がかかることが課題とされる

貴金属買取

小さな店舗や、インターネット受付でマンションの一室で開業する例もある

机・パソコンなど最小限の設備、店舗型は賃貸費用

人件費などの固定費を抑えやすいとされる

買い取った品を専門業者に売って利益を得る。在庫を抱える必要がないとされる一方、当面の運転資金の確保が望ましいとされる

出典:中小企業基盤整備機構 J-Net21 業種別開業ガイド「ハウスクリーニング」、「コインランドリー」(2025年4月)、「貴金属買取」(2020年3月)

ハウスクリーニングのように人が訪問して作業する業種では、動ける人数と時間が、受けられる仕事の量を左右しやすくなります。(この一文は当社の整理です。)

儲かりやすい業種に共通する条件

上の比較から見えるのは、業種そのものよりも、次のような条件がそろうかどうかで採算が変わるということです。

  • 自分の地域に、続く需要があるか
  • 限界利益率を確保しやすい(仕入れや手数料が売上に対して重すぎない)か
  • 固定費が売上の規模に対して重すぎないか
  • 初期費用を回収できる期間が、自分の資金計画に収まるか

同じ業種でも、立地や運営の仕方、本部の条件によって、これらは大きく変わります。「この業種なら儲かる」と一律に言えるものではありません。

加盟前に「その本部で儲かるか」を確かめる方法

本部が示す収益の数字は、根拠と算定方法を確認する

本部の資料にある収支の見込みが、類似店の実績に基づく予想なのか、平均値などから作ったモデルなのかを確かめます。公正取引委員会の「考え方」は、モデル収益などは厳密な意味での予想売上とは違うことが分かるように示す必要があるとしています。読み方の詳細は年収の記事で説明しています。

既存加盟店の実績は、平均だけでなく中央値や下位の店も聞く

平均値は、一部の好調な店に引き上げられることがあります。説明会や面談では、次のような点を聞くと実態をつかみやすくなります。

  • 加盟店の利益の中央値や、利益が出ていない店がどのくらいあるか
  • 開業から何か月で損益分岐点を超える店が多いか
  • 直近で閉店・解約した店があるか、その理由は何か
  • 自分と似た地域・規模の店の実績

契約前に受け取る書面で確認すること

加盟金、ロイヤリティ、契約期間、更新・解約の条件、違約金などは、契約前に書面で受け取り、理解できるまで説明を求めます。公正取引委員会の「考え方」は、ロイヤリティの額や算定方法、徴収の時期と方法を、本部が開示することが望ましい事項に挙げています。契約前の書面に関する法律上の決まりは、年収の記事で紹介しています。

自分の条件で損益分岐点と回収期間を計算してから決める

本部の資料の数字をそのまま使わず、自分の地域・働ける時間・用意できる資金で、損益分岐点と投資回収期間を計算します。売上が見込みより少なかった場合(たとえば見込みの7割や半分の場合)も計算しておくと、無理のない計画かどうかを判断しやすくなります。

買取フランチャイズは儲かるのか(買取マクサスの場合)

買取フランチャイズも、加盟すれば儲かるわけではありません。店舗を持たずに始められる分、毎月の固定費は抑えやすい一方で、依頼の件数、買取の判断、運転資金の持ち方で利益は変わります。

ここからは、この記事を制作している株式会社マクサスが運営する、出張買取のフランチャイズ「買取マクサス」についての説明です。当社の情報を含みます。

買取業の収益構造:買取価格を自分で決め、代金を先に払う

買取業は、お客様から品物を買い取り、それを販売して利益を得る商売です。仕入れの値段にあたる買取価格を、お客様との話し合いで決めます。そのため、査定の見立てと売り先によって、1件ごとの利益が変わります。

一方で、買い取った時点で代金を支払い、品物が売れて現金が戻るまでには時間差があります。売り先や入金までの期間によって、必要な運転資金が変わります。

買取フランチャイズの収益を左右する要素

これまでの採算の見方を買取業に当てはめると、収益に影響しうる要素として次のようなものがあります。

当社の本部は、YouTubeチャンネル「せきえもんの買取大学」の動画「【買取FC】成功する加盟店 vs 苦戦する加盟店|8月のデータで判明した『勝ち筋』とは?」(2026年9月28日公開、https://www.youtube.com/watch?v=JIaLgFvYADE )で、加盟店の状況を紹介しています。依頼の件数、買取の判断、時期による依頼の増減の3点について、関係する話を動画の該当時刻とあわせて紹介します。ここで紹介する加盟店の例は、いずれも特定の店の特定の時期の話です。

依頼の件数

集客の仕組みが整うまでは依頼が少なく、固定費をまかなえない期間が生じえます。動画では、集客が少なく広告で集客していく必要がある地域の加盟店で、広告で集客していく段階に至るまでに時間がかかり、その間は知人からの紹介や比較サイト経由の案件を受けながら営業していた例が紹介されています(13:26〜)。

1件あたりの買取点数と、買取の判断

1件で買い取る点数と買取価格の判断は、限界利益に直接影響します。動画では、開業から日の浅い加盟店で、買取の単価を引き上げきれず、販売も滞りがちだった例が紹介されています。出演者は、最初に依頼された品(入口の商品)だけで勝負していると利益が出にくいと話しています(11:01〜)。

売り先までの流れと、想定外の損失

買い取った品を売り先に届けるまでにも、費用や損失のリスクがあります。たとえば配送中の紛失や破損に備えて、配送業者の通常の補償でどこまでカバーされるかを確かめ、必要に応じて保険や配送方法を選んでおくことが大切です。

時期による依頼の増減

動画では、8月は依頼の件数も単価も下がりやすい時期だと説明されています。件数が減りやすいのはお盆などの連休や旅行の時期にあたるためで、単身の引っ越しに関する依頼は多いものの、全体として単価は下がりやすいとされています(0:49〜、19:38〜)。月によって売上が変わるため、損益分岐点や運転資金は、売上の少ない月も含めて考えておく必要があります。

固定費の大きさ

店舗を持つか、車両や広告にどれだけかけるかで、毎月の固定費は大きく変わります。まとまった量の品物を運ぶ案件を扱うなら、運搬の体制(車両の大きさなど)も費用に関係します。

これらの要素は、どれか一つを満たせば利益が出るというものではありません。紹介した例も、他の店や他の地域で同じ結果になることを示すものではありません。加盟店の営業利益の数字と、その読み方の注意点は「フランチャイズオーナーの年収はどう決まる?」で説明しています。

無店舗・出張型で固定費を抑える

買取マクサスのFC募集サイトでは、自宅の一室からでも開業できる「出張買取」「オンライン買取」のフランチャイズとして案内しています。店舗を持たない分、毎月の家賃などの固定費を抑えやすく、損益分岐点を下げることにつながります。内装などの初期費用もかからないため、回収すべき初期費用も小さくなります。また、本部での買取や業者間のネットワークを利用できると案内しています。

ただし、本部への月額費用などの毎月の支払いは固定費に入ります。固定費が小さくても、依頼の件数と買取の判断によって利益は変わります。費用や支援の内容は、加盟募集ページで最新の情報をご確認ください。

よくある質問

フランチャイズで一番儲かる業種は?

一つには決まりません。同じ業種でも、立地、運営の仕方、本部の条件で採算は大きく変わります。業種を比べるときは、初期費用、固定費、限界利益率、人手といった収益の構造で比べるのがおすすめです。

フランチャイズはやめたほうがいい?

一概には言えません。自分の条件で損益分岐点と回収期間を計算し、資金に余裕があるか、中途解約の条件を受け入れられるかを確かめたうえで判断することが大切です。

フランチャイズオーナーの平均年収は?

業種をまたいでオーナーの年収を示す公的なデータは、当社の調べた範囲では見つかっていません。年収の決まり方と数字の読み方は「フランチャイズオーナーの年収はどう決まる?」をご覧ください。

まとめ

  • フランチャイズは、加盟すれば儲かる仕組みではない。儲かるかは、費用を引いた利益と、初期費用を回収できるかで判断する
  • 損益分岐点は「固定費÷限界利益率」で求める。粗利率で計算すると、損益分岐点を低く見積もるおそれがある
  • 定額のロイヤリティは固定費、売上歩合のロイヤリティは変動費として計算に入れる
  • 投資回収期間は、会計上の利益ではなく手元に残るお金で考え、事業全体の回収か、自己資金の回収かで計算を分ける
  • 業種は、ランキングや平均年収よりも、収益の構造で比べる
  • 本部の数字は根拠を確かめ、自分の条件で計算し直してから決める

参考にした資料

(情報の確認日:2026年10月29日)

費用・収益に関する数値は、掲載時点の加盟募集ページを根拠としています。記事内の金額は目安であり、実績や成果を保証するものではありません。

費用と収支モデルの最新情報は加盟募集ページへ

開業費用・月額費用・収支モデルの詳細は、加盟募集ページの「費用」でご案内しています。個別のご相談はLINEまたはChatworkから受け付けています。